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アーティスト

1987年三重県生まれ。東京在住。 東洋美術学校絵画専攻卒。主なグループ展に 松本しげる・弓塲勇作二人展「現実の鍋」出品(2016年、ゲンロン カオス*ラウンジ五反田アトリエ/東京)、「HOLLOW」(2017年、セッションハウスガーデン/東京)、丫戊个堂キュレーション展「「危機」の時代のオルタナティブ・アート」(2017年、谷中某所/東京)。主な個展に 「絵画で解決できない問題を、絵画で解決できるかどうかーたとえばチベット(における無常について)へのアプローチ、他」(2013年、ギャラリー檜 c/東京)、「ダライ・ラマ石けん切り分けイベント」(2015年、Oz Gallery/東京)。

​内山智恵

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内山は客席から壇上を指を差して笑う。これは劇場によって成り立つ振る舞いであるが、振る舞いはは劇場を抜け出し、それのみで自律してしまった。

内山は壇上に上がるアーティストである。
劇場から放り出された彼女が無意識的にしたことは「縫う」だった。

うっとうしい梅雨どき、せめてコインランドリーにいいね!する/2017

ダライ・ラマ石けん切り分けイベント/2015

​アクセス

〒中野区野方5-30-4 野方文化マーケット内

西武新宿線野方駅南口より徒歩二分

​野方の空白

 遠距離恋愛

2017年12月20日(水)~12月25日(月)

​※会期中無休

平日13:00 21:00 土日11:00 21:00

​トークイベント 12月24日(日)17:00 

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グロイスフィッシングクラブは2017年に結成された。継続的に企画を募集し、

キュレーターを雇うアーティストグループである。

アーティストは採用したキュレーターの企画を実現するために制作し、キュレーターには企画案代として1万円が支払われる。ミーティングをすれば1時間に1000円を貰うことができる。

その第一弾となる展覧会が今回の「#遠距離恋愛」だ。

 

キュレーターの当初の意図はこうであった。

作品をつくることと社会に生きている自身の分裂した関係性を肯定すること。 

これは、普段作品を作っているキュレーターの問題意識がそうだからである。

 

しかし、アーティストと話し合うにつれ大幅な軌道修正を強いられることになった。

みな作品を作ることと社会参加がシームレスに繫がっているのである。

社会参加するために、作品を作っていると言い換えてもいいかもしれない。

アーティストはもともと分裂などしていなかった。

 

私たちには、劇場「」が必要である。

劇場の中だからこそ許される振る舞いがある。

しかし、劇場は消え、振る舞いだけが取り残された。

 

分裂していないアーティストたちは、分裂していなくて当然である。

だって劇場がないんだから。

 

ところで、作家とキュレーターの距離は離れていた。

物理的にである。

アーティストは東京に住んでおり、キュレーターは大阪に住んでいる。

このこと自体、特筆するべきことではない。そもそもキュレーターは近くにいる作家を使って近くで展覧会を行うわけではないし、作家とコンタクトをとることやリサーチすることとはそういうことである。

ちなみに大阪から東京へ行くには新幹線で約2間半、夜行バスだと7~9時間、

往復10000~30000円のお金がかかる。

グロイスフィッシングクラブから支払われる代金は、すべて交通費に消えるだろう。

 

しかし仕方がない、恋愛することとはそういうことである。

​ステイトメント

GFC

​グロイスフィッシングクラブ

内山智恵、じょいとも、トモトシ、横山奈穂子の4人のアーティストにより結成されたアーティスト集団。
展示プランを募集し、選ばれたキュレーターを雇う。

1988年富山県生まれ。東京都在住。 金沢工業大学大学院卒。主なグループ展に「いつも以上にHappyLife」(2014年、なかのZERO/東京)、 「コザクロ」( 2015年、52Hz/沖縄) 、「バラックアウト」(2016年、 旧松田邸/東京)。主な個展に「 大蟹伝説」( 2014年、なかのZERO/東京)、「 リビングデッド」(2012年、ギャラリーツープラス東京)。

​じょいとも

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じょいとものこれまでの活動は自身の顔がプリントされたグッズを配ることであった。今度はそれに条件付けをする。じょいともは壇上に上がるため、固有名詞を乱用する。

1988年佐賀県生まれ。東京都在住。 愛知県芸油画専攻卒。主なグループ展に、「The six!」 (2009年、The Artcomplex Ceneter of Tokyo / 東京)、「‘HISTOIRE’」(2013年ART LABO + / 名古屋)。

​横山奈穂子

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横山はこれまで自分の顔を描いてきた。今作品の被写体はQである。 

劇場がなくなった今、横山はQに自己投影する。結婚制度をよりよい劇場にするために。

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​トモトシ

1983年山口県生まれ。東京都在住。国立大学法人豊橋技術科学大学 建築意匠専攻卒。主な個展に「わたしをもっと見て」(2014年、gallery SPACEKIDS/東京)。

トモトシはメルカリで買ったユニフォームを着て勝手に働く。

劇場は、壇上のトモトシにとってフラストレーションである。彼は震えながら、客席との対話を試みる。

2017

今日の戦没者地図(プレーン味)/2015

​恩山巡りを求めて/2016

明日を見た未来の神話/2016

​ベッドルーム/2016

​春と修羅/2016

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